GPU
ACCELERATION

GPUアクセラレーション

GPU(Graphics Processing Unit)とは、コンピュータの処理のうち、3次元グラフィックスなどの画像処理を担当する半導体プロセッサです。各種センシングデータを活用して自動化/効率化を図るComputerVisionの要であるカメラから取り込んだ2次元画像を数千個のプロセッサ・コアで高速に並列処理し、陰影・奥行きを付与することで、3次元的な表現を可能にします。スマートフォンのマルチカメラ化、3DゲームやSNSの普及などを背景にその用途は広がり続けていますが、画像処理だけでなく、最近では機械学習手法のひとつであるディープラーニング(深層学習)の行列演算処理での活用が進んでいます。

当社の強みである最適な映像を作り出すイメージング技術をベースに昇華したアクセラレーション技術は、コンピューティングパフォーマンスを最大限に高めるため、CPUとGPU間の負荷分散、GPUの処理スケジュールの最適化を実行することで、ハードウェア全体での低レイテンシーおよび低消費電力化とともに、価値あるデータの創造を実現します。

8K映像フィルタリング処理においてCPU実装と
比較して約100倍の処理速度を実現
~大量の演算を必要とする8K映像等の処理で
も、高速な動作が可能に~

FEATURES AND VALUE OF OUR TECHNOLOGY当社技術の特徴・提供価値

  • 1.大量の映像データを“使えるデータ“に高速変換
    ディープラーニングをはじめとする機械学習の前処理(フォーマット変換、サムネイル作成、データ構造理解、特徴量設定など、機械学習エンジンが演算を行う前にデータを整える処理)を高速に行います。これにより、4K/8K等の高解像度画像を使った機械学習分析の高速化が可能となります。
  • 2.認識アルゴリズムとの組合せによる高付加価値化
    物体/人物検知などの画像認識アルゴリズムと組合せることにより、ハードウェア全体のリアルタイム性をさらに高めることが可能です。

USE CASEユースケース

8K映像との組み合わせによる新たなソリューション展開を視野に入れています。下記イメージはその一例ですが、広角8K映像が捉えた被写体(注目対象)をFull HDサイズで切り出し、複数カメラに跨って自動的に追尾する等、超高精細という8Kの特性およびリアルタイム処理特性を生かすことで、このような応用が可能になると考えています。今後、8Kの一般化に加え、AI技術の進展、5Gのエリア拡大が進む中、お客様やパートナー企業様と共に当社技術を梃にした新たな価値創造を追求していきたいと考えています。

(想定シーン)
・監視カメラ、ドローンによる市中の安全監視
・被災地での災害状況のリアルタイム把握

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