トモシアホールディングス、ブライセンの流通DXソリューション 「B-Luck自動発注」の導入を決定 ~ 食品卸の発注業務を効率化、在庫を最適化 ~
株式会社ブライセン(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤木 優、以下 ブライセン)は、食品卸の旭食品、カナカン、丸大堀内を傘下に持つトモシアホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:荒木 章、以下トモシアという)に、流通DXソリューション「B-Luck自動発注」(ビーラックジョバー)を提供することが決定したことをお知らせします。
■背景と経緯
食品卸業、日々発生するお取引先様からの注文に対して、過不足なく、決められたリードタイムに従って商品をお届けする必要があります。その為には物流拠点(倉庫)の在庫量を調整しながらメーカーに商品の発注を行います。これまでは、熟練の発注担当者が過去の実績や在庫量、取引先の特売状況などの複雑な情報を元に数量の取決めを行っておりましたが、欠品を防ぐ意味でも在庫は多めになる傾向がありました。また、物流面でも2024年問題が喫緊の課題となっており、配送効率の向上が必須な状況となっております。
発注作業の大幅削減、誰にでもできる発注業務への移行、欠品の大幅削減、在庫の圧縮、物流の効率化という、相反する課題を解決する事が食品卸業に求められておりました。
またSDGsで提唱されております「食品ロス」問題も喫緊の課題であり、食品卸の倉庫内での廃棄処分を減らす事も求められております。
ブライセンのB-Luck自動発注は、単なる需要予測型の自動発注ではなく、ご利用される企業の様々な課題を解決するために自動発注管理人と呼ばれるデータサイエンティストが各企業様に確りと並走して運用をサポート致します。
■採用理由
B-Luck自動発注はAI技術を駆使した需要予測型自動発注クラウドサービスであり、食品スーパーやドラッグストア、卸業界を中心に様々な業種での採用実績があります。
今回トモシアがブライセンのB-Luck自動発注を採用した理由は、
① 食品卸の商慣習が考慮された需要予測型自動発注であること
② 概念実証により大幅な在庫圧縮、欠品率の低下、鮮度向上が見込める事が分かったこと
③ 導入後も高いサポート力で並走して、自動発注精度を保つ体制を持っていること
④ 汎用センターの多様化された取引を柔軟に対応できる仕組みであったこと
⑤ 基幹システムの改修を最小限で抑える事ができる構造であったこと
⑥ トラック積載効率の向上や配車頻度を削減することで物流効率を高められること
⑦ 大幅な経費節減効果が見込めること
などが挙げられます。
トモシアは、ブライセンと協同でB-Luck自動発注を通して、お取引先様へのサービス向上と、流通卸としての生産性向上を図って参ります。
■今後の展開
B-Luck自動発注の導入により、トモシアは旭食品の全国46拠点の汎用センターおよびカナカンの全国営業所43拠点の合計89拠点における発注業務プロセスの効率化、発注精度の向上、在庫の圧縮、欠品率の大幅な低下を目指しております。初年度に旭食品の3拠点の汎用センター、カナカンの営業所3拠点で順次テスト導入し、その後1年以内に全国全拠点に対象を拡大していきます。丸大堀内も今後展開していく予定です。
「B-Luck自動発注」の導入により大幅な経費節減効果を見込んでおり、経営改善に向けた取り組みを加速させることを期待しております。
また、メーカーからの入荷、お取引先様の需要を事前に予測する事により、トラック積載効率の向上や配車頻度を削減することで、物流の2024年問題に対して解決できる道筋を示すと共にSDGs達成に向けて取り組んでいきます。