2015.11.25

組込みソフトウェア開発用の評価ボード・シミュレータが教育用途で活用されました

2015年11月25日

~オフショア・教育用途に有効な、評価ボード・シミュレータが教育用途で活用されました~

株式会社ブライセン(代表取締役社長:藤木 優、本社:東京都品川区)は、Microsoft® Visual Studio®環境で、組込ソフトウェアのコーディング・デバッグを行うことのできる評価ボード・シミュレータ「AKI-H8/3052F*1シミュレータ」を、教育用に提供し活用されたことをお知らせします。

組込みソフトウェアの設計・開発の現場では、ICE*2や実機等を使用した開発に伴うハードウェア調達コストが課題となっています。
この度提供した評価ボード・シミュレータは「AKI-H8/3052F」をターゲットとし、Microsoft® Visual Studio®上で評価ボードのハードウェアをシミュレートできるツールです。ICE*2や実機等がない環境でもコーディング・デバックを実行できるため、開発時におけるハードウェアコストを削減することができます。 また、量産基板の準備が間に合わないなどの理由による開発遅延リスクや、専用環境であるためにソースコード・デバッグができないなどの問題を克服することが可能になり、組込みソフトウェア開発全般においてコスト削減と開発効率向上に貢献できます。
プログラミング教育の現場においても、費用面の理由などで実機の数を制限して教育を行う必要がある場合など様々な場面でご利用いただけます。オフショア開発においては輸出入コストの低減や輸送時の機器破損リスクへの有効な対策となります。

当社は今後も、お客様企業のニーズに合わせた先端技術、及びソリューションの開発・提供を積極的に推進して参ります。

*1 株式会社秋月電子通商より販売されているH8搭載のマイコンボード。
*2 ICE:In-Circuit Emulatorの略。マイコン基盤を開発する際に利用するデバッガで、ソフトウェアのデバックとハードウェアの動作確認を同時に行うことができる装置。

< 提供の評価ボード>

  • AKI-H8/3052シミュレータ

評価ボード・シミュレータの主な特長
  1. インストール不用、高速起動、高速シミュレートによる効率化
  2. ICE不要、必要最低限の機材購入でハードウェアにかかるコストを削減
  3. コンパイル時間、ROM書き換え時間の短縮
  4. 開発環境のライセンス料削減
  5. ITRON搭載、Visual Studio®環境による効率的なデバッグ環境
    (ソースコード・デバッグ、スタック・ヒープ破壊、初期化・メモリ解放忘れのランタイムチェックに対応。他ツールと組み合わせも可能。)

動作環境:Windows® 7以降、Microsoft® Visual Studio® Express以上が動作する環境

【株式会社ブライセンについて】
http://www.brycen.co.jp/
株式会社ブライセンは、1986年の設立以来、データベース技術を核とした組込みシステム開発およびオープンシステム開発で実績のあるソフトウェアベンダです。社員の6割以上がオラクルの認定エンジニアであるという確かな技術力を保有しています。組込みシステム向けデータベースである「Linter」をはじめとして、ソフトウェア製品の開発と展開を積極的に推進しています。

設立 1986年4月
資本金 2億6300万7500円
従業員数 334名(グループ計、2015年4月1日現在)
代表者 代表取締役社長 藤木 優

事業内容

  • エンベデット系ソフトウェア開発
  • アプリケーション開発
  • ソフトウェアの輸出入販売、開発、保守 他

問い合わせ先

株式会社ブライセン システム開発部 ソリューション担当
住所:東京都中央区明石町8番1号聖路加タワー 30階
TEL:03-6264-7221(代表)

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